TOPICS
日本政策投資銀行が「地域へのナイトタイムエコノミー定着に向けて」を公表
地域活性化やインフラ投資の支援を行なっている日本政策投資銀行(DBJ)は、「地域へのナイトタイムエコノミー定着に向けて」( 2025年3月13日)を公表しました。
DBJと公益財団法人日本交通公社(JTBF)が2018年に共同で実施した「DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査(2018年度版)」では、外国人観光客はナイトライフに大きな期待を抱いていること、具体的なニーズとしてアジアではショッピング、欧米豪では文化体験を期待しており、地元の人が過ごすように夜を楽しみたがっている旨の調査結果を公表し、当時のナイトタイム政策に大きな影響を与えました。
https://www.dbj.jp/topics/region/industry/files/0000032122_file2.pdf
今回のレポートでは、ナイトタイムエコノミーが地域経済活性化、観光振興、都市間競争力の向上など多岐にわたる影響をもたらすことが示されるとともに、日本国内におけるNTE市場規模の試算や、欧米諸国との比較、各地域における事例分析が行われました。
JNEAは、本レポートにおいて「夜が持つ価値」を文化的価値・社会的価値・経済的価値の3つの観点から整理する枠組みを提供し、またナイトタイムエコノミーの持続的な発展には、行政/事業者/地域住民が一体となった取り組みが不可欠であることをロンドンやニューヨークなど海外のナイトタイム政策に関する知見とともに提供しました。
本レポートの詳細は、日本政策投資銀行の公式サイトに掲載されていますので、ご覧ください。
https://www.dbj.jp/topics/investigate/2024/html/20250313_205304.html
2025-03-13滋賀県「旅館ホテル組合研修会」にてナイトタイムエコノミーの重要性について講演
2025年2月13日、滋賀県旅館ホテル組合研修会にて、JNEA理事の永谷が同県における宿泊数増加に向け、プロモーションとナイトタイムの活用について講演を行いました。滋賀県のおごと温泉は京都駅から電車でわずか20分の好立地にあるにも関わらず、インバウンド観光客数には大きな差があります。京都府内の温泉エリアを見ると同じく京都駅から20分の嵐山は大混雑ですが、その他の温泉地は中心地から2時間以上要する立地です。本講演では、滋賀のアクセスが抜群の好立地をアピールし、オーバーツーリズムの京都からお隣の滋賀県への誘客実施を提案しました。「京都で有形文化財を堪能し、滋賀で温泉と琵琶湖の大自然を楽しむ」、というふうにコンテンツの明確な差別化を図ることで誘客を狙う施策案を共有しました。
例えばおごと温泉は、琵琶湖の水辺のアクティビティが楽しむことができ、延暦寺までは2駅しか離れていません。そうした優位性を活用し、宿泊施設が周辺観光コンテンツをプロモーションし、販売することも可能です。そもそも、現在のインバウンド客の8割を占めるFIT(個人手配旅行)旅行者は、ディストネーション選択、エアー予約の後はホテルを予約します。早朝を活用した延暦寺の朝事、朝日を楽しむカヤック、琵琶湖の漁体験などは、夜間から早朝と定義される「ナイトタイム」のアクティブティです。F I T旅行者のトレンドを見据えてこうしたナイトタイムを活用した「アクティビティ」と宿泊施設のセット販売を積極的に推進すべき、との提案に、旅館、ホテル組合の皆様からは多くの賛同をいただきました。
東京都が「2050東京戦略」においてナイトタイムエコノミーを戦略的に取り組むことを強調
東京都は、2025年1月に公表した「2050東京戦略(案)」において、JNEAも有識者を担当した「ナイトタイム観光部会」の取りまとめを受け、ナイトタイムエコノミーの推進を重要な政策の一つとして明確に位置付けました。
「2050東京戦略」は、東京都の中長期的な都市ビジョンを示し、経済・社会・環境の各分野における成長戦略を統合した政策方針であり、今後の都政運営の指針となるものです。「2050東京戦略」にナイトタイムエコノミーが盛り込まれたことは、東京都の長期的な成長戦略の中核を担う重要な要素として正式に認められたことを意味します。
この戦略において、ナイトタイムエコノミーは、東京の国際競争力を高め、観光・文化産業の活性化を図る重要な施策として位置付けられています。具体的には、地域の特性をいかした観光資源の開発、安全性向上のための施策、そして官民連携による持続可能なナイトタイムエコノミーの確立が重点的に実施される予定です。今後、政策決定の中で、ナイトタイムエコノミーに対する支援が一層強化されることが期待されます。
詳細なレポートや関連情報は、東京都の公式サイト(2050東京戦略(案)概要版:30ページ)に掲載されていますので、ご覧ください。
九州各地のナイトタイムエコノミー先駆者が集結し、最前線からの知見を共有
2025年1月、「九州のナイトタイムエコノミー」パネルがFukuoka Growth Next(福岡)で開催されました。Venture Café Fukuoka主催の本イベントに、JNEAは企画・運営で協力しました。
セッションには遠矢弘毅氏(Cafe Causaオーナー/北九州市立大学大学院特任教授)、中尾大樹氏(佐世保市役所/一般社団法人REPORT SASEBO代表)、サーズ恵美子氏(Fukuoka Now取締役)、深町健二郎氏(福岡音楽都市協議会 理事・企画運営委員長)が登壇。JNEA理事の梅澤がモデレーターを務めました。
北九州、佐世保、福岡の街づくりの最前線で活躍するエキスパートたちが、九州のナイトタイムエコノミーの可能性と、プロジェクト組成や地元巻き込みのアプローチ、エリアマネジメントのあるべき姿について実践的な知見を共有する場となりました。
2025-01-30静岡県の農業経営士の総会にて、1次産業の6次化・観光体験化の推進を提案
2025年1月28日 静岡県の農業経営士の方々が集まる研修会にてJNEA理事の永谷が登壇しました。農業技術や経営管理の能力の優れ、次世代農業者の育成にも取り組む47都道府県知事によって認定された「農業経営士」200名を対象に「一次産業の観光事業の推進」についてを講義しました。
現在、1次産業分野においては、温暖化や高齢化などによる担い手不足等などの理由で、農作物の生産量、漁獲量が減少傾向にあり、大きな課題となっています。静岡県では、これまで全国1位を維持していた荒茶の生産量が、収穫時の集中豪雨が響き2024年に2位に転落してしまいました。こうした状況を背景に、「1次産業の6次化」について講演しました。「6次化」においては1次生産物を活用した加工品製造・販売ではなく、高付加価値な観光体験化の可能性について提案しました。いちご農家による「いちご狩り」や観光客を漁船に乗せる「漁見学」などは、すでに実施している一次産業者もいますが、「いちご狩り」だけで終わらず摘んだいちごでパフェ作りや、漁船を降りてから「漁師飯」が堪能できるサービスなどを提供することで、単価が上がるだけでなく、観光客の体験価値も上がります。さらに1次産業者自身が、体験プログラムの造成、価格設定、販路開拓、顧客とのコミュニケーションを実施することにより、マーケティング力が強化され、他事業開拓にもつながり地域経済を発展させることを提言しました。漁体験は早朝に実施、収穫した野菜を夕飯にする、といった「時間の設計」で、観光客の宿泊誘致となりナイトタイムコンテンツの造成になることも併せて提案しました。
2025-01-28豪州で開催された国際カンファレンス“NEON Forum 2024”に登壇
2024年10月、シドニー(オーストラリア)で「NEON Forum 2024」が開催されました。本イベントは豪New South Wales州のThe Office of the 24-Hour Economy Commissionerが主催、欧米豪を中心に125人のスピーカーが登壇。
計50のセッションでは、世界各国の取組みを始め、規制緩和、コンテンツの多様化、女性の安全、公共交通のアクセス、データ活用による夜間経済活性化など、様々なテーマが議論されました。
招待参加したJNEA梅澤(理事)が下記セッションに登壇しました。
- “Nights of the Roundtable: Global speakers panel”:英国、米国、イタリア、エストニアの代表とのパネル。モデレーターはNSW州24-Hour Economy CommissionerのMichael Rodrigues氏
- “Economic conditions and the squeeze on night time industries”:豪州の事業者や経済アナリストとのパネル
- “Financing the night-time economy”:豪州のホスピタリティ事業者や不動産専門家とのパネル
- “International Spotlight Keynote (Japan)”:日本のナイトタイムエコノミーの紹介
イベントの主な内容が、NSW州の公式サイトで紹介されています。
https://www.neonmarketplace.nsw.gov.au/article-event/neon-forum-2024
東京都がナイトタイム観光部会を設置。今後に向けた新施策を議論
東京都は、今後のナイトタイムエコノミーの推進に向け、「ナイトタイム観光部会」を2024年5月29日、7月23日、10月30日の3回にわたって開催。議論の取りまとめを行いました。JNAEは有識者委員として部会での議論に参加するとともに、とりまとめに協力しました。
本部会では、ナイトタイム観光が都市の魅力向上、観光客の満足度の向上、消費拡大や雇用創出、観光需要の時間的分散の促進などに寄与する点などを確認。東京都が実施してきたプロジェクションマッピングイベント「TOKYO LIGHTS」などの取り組みを振り返りつつ、 今後のナイトタイム観光の方向性について、「海外諸都市との競争の中にあって東京ならではのコンテンツをどう打ち出していくか」「民間や地域の取組をどのように活性化していくのが有効か」等の観点で踏み込んだ議論を行いました。
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/sangyo-rodo/717f9c40e8b0cb60aee37d97262fce46
JNEAは、本部会においてロンドンの「24時間都市ビジョン」や「ナイトタイム促進区(Night Time Enterprise Zones)」、シドニーの「Vivid Sydney」などの海外事例をもとに、ナイトタイムエコノミーの発展にはコンテンツやイベントの支援だけでなく、事業者や地域が抱える課題の解決を実践することが重要であると提言。そのためには、官民一体の推進体制の構築、法制度やインフラ整備、シティプロモーションの強化が必要であることを強調しました。
議論の成果として、「ナイトタイム観光の充実に向けた取組の方向性」が取りまとめられました。そこでは、「地域の特色を活かしたナイトタイム観光の振興」、「民間事業者による夜間コンテンツの促進」、「情報発信の強化」、「安全対策の充実」が示されており、東京都はこれらの方向性に沿って今後さらなるナイトタイム観光の発展を目指していく方針です。
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/sangyo-rodo/2024-11-21-221831-736
詳細なレポートや関連情報は、東京都の公式サイト(令和6年度東京の観光振興を考える有識者会議 ナイトタイム観光部会)に掲載されていますので、ご覧ください。
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/basic/tourism/kaigi
2024-10-30伊勢志摩のインバウンド高単価層誘致に向けて登壇
2024年9月4日、「伊勢志摩インバウンドシンポジウム」が開催され、伊勢市、志摩市、鳥羽市より観光に携わるホテル、タクシー事業者、ガイド、旅行会社、自治体関係者など約200名が参加しました。
シンポジウムでは、「伊勢神宮」を有するもインバウンドがわずか観光客全体のわずか2%であるこのエリアで、高付加価値な体験を求めるインバウンド旅行者をどう受け入れていくか、をテーマとするパネルディスカッションが行われ、パネラリストの1人としてJNEA理事の永谷が登壇しました。
パネルディスカッションには、モデレーターとしてwndertrunk&co.代表の岡本岳大氏、パネリストとして観光庁観光地域振興課先進技術活用推進官の曽我裕子氏、海栄RYOKANS代表取締役社長の渡邊玲緒氏も登壇し、高付加価値とは「高単価だけではなく、地域の価値を伝え、適正な対価をもらいその上で地域が評価され、継続性が生まれる、そうした仕組み全体を意味する。このような取り組みを推進することが重要である」ことが地域の観光事業者に共有されました。
さらには、都市型観光が日本へのインバウンド全体の7割を占める中、インバウンド2%の伊勢志摩としては日本への1回目の往訪が7割の欧米豪に焦点を絞らずに4回目以上が過半数を占める、台湾、香港、韓国の高単価インバウンド層をターゲットとし、地域での高単価のボリュームゾーンである、1部屋7万から15万円を予約率を上げることの重要性や2泊するための施策として、早朝の伊勢神宮参拝の早朝プランや夜のコンテンツ造成、宿泊の重要性などが話合われました。
東京商工会議所がナイトタイムエコノミーを本格的に議論。重点要望としてとりまとめ
東京商工会議所は、「首都圏問題委員会」と「トラベル&ツーリズム委員会」においてナイトタイムエコノミー推進を重要テーマとして検討し、2024年6月に「東京及び首都圏の国際競争力向上に向けた都市政策等に関する要望」と「ツーリズムの基幹産業化に向けた東京の産業振興に関する重点要望」に盛り込みました。JNEAは、両委員会が合同で設置した「国際文化都市東京の実現に向けた研究会」の特任アドバイザーとして、これらの提言の取りまとめに協力しました。
「首都圏問題委員会」の要望書では、国際文化都市東京の実現に向け、ナイトタイムエコノミーの活性化が都市の魅力向上と国際競争力の強化につながることを確認するとともに、特に、東京都のナイトライフ充実度が世界都市ランキングで30位と低く評価されている点を踏まえ、ナイトタイムエコノミーの振興を通じて文化・交流分野の評価向上を図ること、活性化のため都市政策と連携した法規制の見直しやインフラ整備の重要性を指摘しています。
https://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=1203229
また「トラベル&ツーリズム委員会」の要望書では、ロンドンやニューヨークといった観光先進都市では、ナイトタイムエコノミーが数兆円規模の市場を形成し、経済活性化や雇用創出に貢献していることを踏まえ、東京でも同様の発展が必要であると強調しています。その実現のためには、イベント単体での開催にとどまらず、ナイトタイムエコノミーを持続的に拡大するため戦略的な取り組みが求められ、特に民間の多様なステークホルダーと連携したビジョンや戦略策定・推進体制の構築、雇用支援やDX投資の推進、鉄道・バスなどの夜間交通の整備といった官民一体での取り組みの重要性を強調しています。
https://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=1203165
JNEAは、海外先進事例や政策動向の紹介とともに、官民連携や多様なプレーヤーの参入促進手法、ナイトタイムエコノミーを支えるインフラ・交通施策の推進や法制度設計などについて意見を提供しました。
https://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=1203911
詳細なレポートや関連情報は、上記東京商工会議所の公式サイトに掲載されていますので、ご覧ください。
2024-06-13京都市と文化庁が「夜の価値創造シンポジウム」を開催。文化庁長官や京都市長ら各界のトップリーダーとともに、国内の幅広い関係者が議論
2024年1月、「京都から日本の夜の価値創造を考える」シンポジウム・ワークショップが開催されました。本イベントは、京都市主催、文化庁共催で実施したもので、JNEAは構想から企画・運営において総合的に協力しました。
京都は観光先進都市であるとともに、長い歴史の中で唯一無二の文化を多数育んできた文化都市でもあります。そのような京都を舞台に、文化・社会・経済の側面から創造的・包括的な夜の価値創造を議論することで、ナイトタイムエコノミーに新たな視座をもたらすイベントとなりました。
シンポジウム
大江能楽堂を舞台に開催されたシンポジウムは、文化庁長官の都倉俊一氏、華道池坊家次期家元の池坊専好氏、パナソニックホールディングス株式会社参与でジャズピアニストの小川理子氏、京都市長(当時)の門川大作氏が登壇。各界を代表するトップリーダーの視点で、「京都から日本の夜の価値創造を考える」をテーマに、夜の文化的・社会的・経済的価値を多角的に捉えた議論が行われ、ナイトタイムエコノミーの新たな方向性を示す貴重な機会となりました。
ワークショップ
ワークショップは、二部構成で実施。
第一部では、京都市内で文化・観光・まちづくりを担う様々なステークホルダーが一堂に会し、ボトムアップで分野横断的な議論やネットワーク構築を行いました。地元の関係者が主体的に関与し、地域ごとの特性を活かしたナイトタイムエコノミーのあり方について意見を交わす場となりました。
第二部では、横浜、川崎、宇都宮、大阪、神戸、伊勢、岡山、広島、福岡など日本全国の様々な都市からナイトタイムに取り組むキーパーソンが集まり、課題や事例のシェアを通じてネットワークを構築しました。
詳細なレポートや関連情報は、京都市の公式サイトに掲載されていますので、ご覧ください。
京都のナイトタイムエコノミーの可能性について講演
2024年3月、京都商工会議所の観光・運輸部会において、JNEA理事の梅澤が「ナイトタイムエコノミー~意義とポテンシャル、そしてKYOTO への期待~」と題して講演。約300人の部会員が参加しました。
京都の観光における最大の弱点が夜間経済である一方で、豊富な文化・観光資源を有する京都は夜間コンテンツの充実が宿泊への導線となり、顧客単価の向上や観光客の訪問先の分散を通じたオーバーツーリズムの解消に貢献が期待できること。そして京都に期待するナイトタイムエコノミーの方向性について議論しました。
英国で開催された国際カンファレンス“Night Time Economy Summit 2024”に登壇
2024年2月、英国マンチェスターで「Night Time Economy Summit 2024」が開催されました。本イベントはUK Night Time Industries Association (NTIA) が主催、英国・欧州各国、米国、オーストラリアなどから総勢1,200人が参加。計60のパネルセッションとワークショップでは、世界各国・都市のナイトタイムエコノミー政策、コロナ後の顧客の動向とベニュー運営コスト増への対応、電子音楽の動向、最新技術の活用、テロ防止とドラッグ対策、夜間産業における女性の活躍など、様々なテーマが議論されました。
招待参加したJNEA梅澤(理事)が下記パネルに登壇しました。
- “Unlocking Opportunities After Dark: Global Challenges and Innovative Solutions in the Night Time Economy”:NY市、豪NSW州、コロンビアからの代表とのパネル。モデレーターはアムステルダム前ナイトメイヤー Mirik Milan氏
- “UK NTE Advisors – Challenges, Solutions and Approaches to UK Nightlife”:Manchester, Bristol, West Midlandsの代表とのパネル
イベントDay 1の主な内容が、GigPig(英国の音楽マーケットプレース)のサイトで紹介されています。
https://www.gigpig.uk/news/key-takeaways-from-day-1-at-the-night-time-economy-summit
本イベントでメインテーマの一つであった英国のナイトタイムエコノミーの現状が、主催者NTIAのサイトに掲載されています。
https://ntia.co.uk/nte-economy-report-2024/
〜アフターコロナにおけるナイトエコノミーの在り方とは〜 6月19日 東急歌舞伎町タワーにてトークセッションを開催
JNEAは、2023年6月19日(月)、東急歌舞伎町タワー17F『JAM17』にて「アフターコロナのナイトタイムエコノミー 〜街づくりや観光に求められる多様な夜に向けて〜」をテーマとしたトークセッションを開催しました。当日は主要デベロッパー各社をはじめ、中央・地方自治体、音楽・ライブ・観光・飲食関連事業者等、約100名が来場。壇上では内外におけるナイトタイムエコノミーの最新事情および今後の展望について、登壇者が事例を交えながら紹介しました。トークセッションの後にはネットワークタイムを設け、参加者同士により積極的な意見交換が行われました。
2023-06-27「ポスト・コロナの夜と街づくり」トークイベント
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概要
- 2020年に全世界を襲った新型コロナウイルスは、それまでのナイトタイムエコノミー活性化の動きを停止させてしまいました。しかし、交流を深める場としての夜、創造性に富む文化的表現の場としての夜、経済活動の場としての夜など、夜の価値はいまだ失われていませんし、私たちはむしろ夜がもつさまざまな価値を再認識したのではないでしょうか。ナイトタイムエコノミー推進協議会(JNEA)は今年、夜が持つ価値を取り戻し、新しい形でナイトタイムエコノミーを活性化させるべく、“Voices of the Night”と題してワークショップやトークセッション、ネットワーキングイベントなど、さまざまな場を展開しています。
今回は、『ポスト・コロナにおける夜とまちづくり』をテーマにトークセッションとともに、これからの「夜とまちづくり」を実践していく関係者のネットワーキングを行います。
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内容
- 世界的な都市間競争下において、多様な夜の過ごし方・ライフスタイルを受け止め、都市の魅力を高めていくる“夜の場”づくりが求められています。また、これまでの日本のナイトタイムエコノミー施策は観光・インバウンドに関する議論が多くなされましたが、本来、「人間、文化を中心とした街づくり」、「住み、働き、遊ぶ人の多様で豊かな営み」があるからこそ、街は観光客にとっても魅力的な場所となっていくはずです。
このような問題意識のもと、全国エリアマネジメントシンポジウム2022において「都市にダイバーシティ&インクルージョンを〜ナイトタイムエコノミーとエリアマネジメント〜」というテーマで議論が繰り広げられましたが、今回、さらに議論を深めるべく、モデレーターに齋藤貴弘、登壇者に中島直人氏・松田東子氏・若林恵氏・水代優氏をお招きし、『ポスト・コロナにおける夜とまちづくり』をテーマにお話します。また、本テーマについて、今後、継続的な体制で研究を深めていきたく、トークセッション後には、関係者のネットワーキングの場を設け、夜とまちづくりを実践していくための関係構築を行います。
みなさまのご参加、心よりお待ちしております。
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開催日時
- 2022年10月13日(木) 20:30~22:30
・トークセッション 20:30〜21:30
・ネットワーキング 21:30〜22:30
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会場
- THE CORE KITCHEN/SPACE(東京都港区新橋4丁目1−1)
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トークセッション
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モデレーター:齋藤貴弘(ナイトタイムエコノミー推進協議会 代表理事 / 弁護士(Field-R法律事務所))
登壇者:中島直人氏(東京大学大学院工学系研究科・准教授)、松田東子氏(株式会社スピーク/公共R不動産)、若林恵氏(黒鳥社)、水代優氏(goodmornings株式会社代表取締役)
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参加費
- 1000円(ワンドリンク付)
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登壇者
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齋藤貴弘
弁護士として文化芸術やエンターテインメントに関する法務コンサルティングに加え、法規制対応や政策立案等のルールメイキング分野にも注力し、ナイトエンターテインメントを規制する風営法改正や、それにつづくナイトタイムエコノミー施策をリード。関連著書に「ルールメイキング:ナイトタイムエコノミーで実践した社会を変える方法論」。
中島直人
東京大学大学院工学系研究科・准教授
1976年東京都生まれ。東京大学工学部都市工学科卒、同大学院修士課程修了。博士(工学)。東京大学大学院助手・助教、イェール大学客員研究員、慶應義塾大学専任講師・准教授を経て、2015年4月より現職。専門は都市計画(都市デザイン、都市論、都市計画史)。主な著作に『都市計画の思想と場所 日本近現代都市計画史ノート』(東京大学出版会、2018年、日本都市計画学会論文賞受賞/日本建築学会著作賞受賞)、『都市美運動 シヴィックアートの都市計画史』(東京大学出版会、2009年、東京市政調査会藤田賞受賞)、『コンパクトシティのアーバニズム コンパクトなまちづくり、富山の経験』(共編著、東京大学出版会、2020年)、『アーバニスト 魅力ある都市の創生者たち』(編著、ちくま新書、2021年)、『都市計画家石川栄耀 都市探求の軌跡』(共著、鹿島出版会、2009年、日本都市計画学会石川奨励賞受賞)。松田東子
株式会社スピーク/公共R不動産。1986年生まれ。一橋大学社会学部卒業後、大成建設にてPFI関連業務に従事。2014年より公共R不動産の立ち上げに参画。スピークでは「トライアルステイ」による移住促進プロジェクトに携わる。2017年から2020年までナイトタイムエコノミーに注力するロンドン在住。イーストロンドンのローカルコミュニティにどっぷりとつかり、生活者としての視点を活かしたコラムを執筆、ロンドン市のNight Czarへの取材経験も有する。2021年University College London MSc Urban Studies修了。
若林恵
平凡社『月刊太陽』編集部を経て 2000 年にフリー編集者として独立。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社設立。
著書・編集担当に『ファンダムエコノミー入門 BTSから、クリエイターエコノミー、メタバースまで』(プレジデント社・2022年6月刊行)、『働くことの人類学【活字版】仕事と自由をめぐる8つの対話』(黒鳥社・2021年6月刊行)、、『次世代ガバメント 小さくて大きい政府のつくり方〈特装版〉』(黒鳥社・2021年5月刊行)『週刊だえん問答 コロナの迷宮』(黒鳥社・2020年12月刊行)、『さよなら未来』(岩波書店・2018年4月刊行) など。「こんにちは未来」「〈働くこと〉の人類学」などのポッドキャストの企画制作でも知られる。https://blkswn.tokyo水代優
2002年より株式会社 IDEE にてカフェやカルチャー、ライフスタイル系コンテンツを盛込むコミュニティプレイス等の新規出店を数多く手掛ける。 2012 年にgood mornings 株式会社を設立。東京・丸の内や日本橋浜町を始め、全国各地で「場づくり」を行い、地域の課題解決や付加価値を高めるプロジェクトを数多く手掛ける。「食」や「カルチャー」を軸にしたクリエイティブな空間の企画運営やメディア制作を得意とし、様々なコンテンツを織り交ぜ街に賑わいを作り、地域コミュニティの拠点を創出している。
現在は都内に各々のコンセプトを有する3拠点を企画運営、その他企業や行政と共にエリアプロデュースを手掛ける。
日本橋浜町では、自身がブックディレクションを手がける「Hama House」を出店。同施設ではエリアマネジメント事務局も担い、理事、事務局長に就任し、まちづくりを実践している。
Voices Of The Night – Talk Session “これからのNight-time Economy”
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概要
- 2020年に全世界を襲った新型コロナウイルスは、それまでのナイトタイムエコノミー活性化の動きを停止させてしまいました。しかし、交流を深める場としての夜、創造性に富む文化的表現の場としての夜、経済活動の場としての夜など、夜の価値はいまだ失われていませんし、私たちはむしろ夜が持つさまざまな価値を再認識したのではないでしょうか。
ナイトタイムエコノミー推進協議会(JNEA)は今年、夜が持つ価値を取り戻し新しい形でナイトタイムエコノミーを活性化させるべく、“Voices of the Night”と題してワークショップやトークセッション、ネットワーキングイベントなど様々な場を展開していく予定です。
この度、JNEAでは日本の都市における「夜」のコミュニティの速やかな復興、新しいナイトタイムエコノミーに向けたオンライン・トークイベント「これからのナイトタイムエコノミー」を開催いたします。
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開催日時
- 2022年8月10日(水) 19:00~21:50
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内容
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Introduction
登壇者:齋藤貴弘(ナイトタイムエコノミー推進協議会 代表理事/弁護士(Field-R法律事務所))Keynote 『世界のナイトタイムエコノミー復興戦略』
登壇者:ミリク・ミラン氏(Vibelab│元アムステルダム市ナイトメイヤー)│ ルッツ・ライシェリング氏(Vibelab│ベルリン・クラブコミッション)Session1 (60分) 『ポスト・コロナにおける日本のナイトタイムエコノミー』
モデレーター:梅澤高明(ナイトタイムエコノミー推進協議会 理事/CIC Japan 会長)
臼杵杏希子氏(TEAL Inc. 代表/COAMT 代表)│ Naz Chirs氏(DJ/プロデューサー)│ 手塚マキ氏(Smappa!Group 会長/歌舞伎町商店街振興組合 常任理事)Session2(60分) 『夜が生み出す文化生態系と経済圏』
モデレーター:齋藤貴弘(ナイトタイムエコノミー推進協議会 代表理事/弁護士(Field-R法律事務所))
深町健二郎氏(福岡音楽都市協議会 理事)│ 橋本裕介氏(元ロームシアター京都)│ 伏谷博之氏(タイムアウト東京 代表/ORIGINAL Inc. 代表取締役)
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登壇者
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ミリク・ミラン
オランダ・アムステルダムのナイトメイヤーを2012年から6 年間務め、クリエイティブディレクターとして長期に渡り同市の重要な行事を指揮。2012年にナイトメイヤーに就任以来、アムステルダムのナイトシーンの活性化に重要な役割を果たす。同市での活躍のほか、ニューヨーク、パリ、ロンドンなど夜間経済に関心の高い世界各国の都市において同様の取り組みがスタートしている。
ルッツ・ライシェリング
クリエイティブ・フットプリントを率いる傍ら、2009年より、ベルリンクラブコミッションのスポークスマンをつとめ、ベルリンにおけるナイトクラブシーンの様々な権利の獲得と保護のために尽力。デモ、カンファレンス、ワークショップなどを独自に開催するほか、議会への働きかけなど多面的に活動しており、クリエイティブ産業を守る役割を果たす立場として世界的に著名な人物の一人。
齋藤貴弘
弁護士として文化芸術やエンターテインメントに関する法務コンサルティングに加え、法規制対応や政策立案等のルールメイキング分野にも注力し、ナイトエンターテインメントを規制する風営法改正やそれにつづくナイトタイムエコノミー施策をリード。関連著書に「ルールメイキング: ナイトタイムエコノミーで実践した社会を変える方法論」。
梅澤高明
A.T.カーニーの日米オフィスで25年間、戦略・イノベーション・都市開発のコンサルティングを実施。また、2020年10月に開設したCIC Tokyoで、国内最大規模のイノベーション・コミュニティを構築中。
観光庁「上質な観光サービス創出に向けた観光戦略検討委員会」「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり検討委員会」座長、内閣府「知的財産戦略本部」本部員など、政府委員会の委員を務める。文化庁・観光庁の施策で、文化観光・夜間観光の事業構築を全国で支援。臼杵杏希子
TEAL Inc./Chicks On A Mission Tokyo 代表
一般社団法人 JDDA理事
1960年大阪生まれ。ディスコやナイトクラブ運営に携わっていた父の影響から10代よりナイトカルチャーと密接な関係を持つと同時に70年代の音楽やファッションに多大な影響を受け育つ。80年代のニューヨーク黄金期ダンスカルチャーライフを経て1989年芝浦GOLDのプレス及び企画の仕事に就く。その後エラインターナショナルの運営するMILK、ORANGE、VOLGAなどの店舗の運営に携わる。1999年独立。2006年有限会社ティールを設立。DJ、照明、映像などのナイトシーンで活躍するアーチストを中心にマネージメント、エージェント業務、イベント制作及びブッキングなどを担当。新丸ビル7FL丸の内ハウスのフロアにおける音楽全般の業務を2007年より担当。
2017年9月アムステルダムにて行われたナイトシーンで活躍する女性たちの会議、CHICKS ON A MISSION / NOCTURNAL EMPOWERMENTに日本代表として登壇。
2019年春、日本におけるナイトシーンの女性の活躍をサポートする団体CHICKA OS A MISSION TOKYOを立ち上げる。
Wednesday Session 開催 (少人数でのトークセッション)毎週水曜日2019年5月~2020年2月 Night Camp参加。
2019年11月White Night Week Shibuya 2019 登壇 (Opening Night / Day1)
2020年10月よりCIC TOKYOにてスタートしたインターネットラジオ :CIC LIVE にてナイトシーンの歴史をアーカイブする番組TOKYO NIGHT STORIESにてナビゲーターを務めている。Naz Chirs
DJ、ラジオMC、アクティヴィスト、メディア・プロデューサー。
DIRTY30プロダンクション株式会社 代表取締役、一般社団法人JDDA 理事、ナイトライフにおける女性の活躍を支援する団体:CHICKS ON A MISSION共同代表。公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会 正会員。
ダンスミュージック・シーンを中心に、世界的なアーティストやDJへのインタビュー、取材、国内外の音楽家との対談等多数。DJとしては、年間240本以上のプレイ経験を有するなど、多様なジャンルに対応したスタイルで活動。2018 年には、COLDFEET の Watusi と共に プロデューサー・ユニット【NAZWA!】を結成。コロナ禍には、「#SaveTheDance 」署名活動、ロビーイング活動を指揮する。若い世代が従事する分野のエンターテインメント、文化芸術の窮状を行政府へ直訴し、エンターテインメント・シーンの支援拡大、若者の文化芸術文野の振興に寄与。著作権及び、著作隣接権の権利者、音楽権利者団体から特別な了承・協力を得て、著作権・著作隣接権の時限的な協力体勢によるライブ DJ 配信事業「Japan DJ.net-ONLINE-」実施。国内最大級のダンスミュージック・イノベーション「TOKYO DANCE MUSIC WEEK」実行委員長。J-WAVE「TOKYO M.A.A.D SPIN」ナビゲーター。手塚マキ
歌舞伎町でホストクラブ、BAR、飲食店、美容室など20数軒を構える「Smappa! Group」の会長。1977年、埼玉県生まれ。歌舞伎町商店街振興組合常任理事。JSA認定ソムリエ。96年から歌舞伎町で働き始め、ナンバーワンホストを経て、独立。ホストのボランティア団体「夜鳥の界」を仲間と立ち上げ、深夜の街頭清掃活動をおこなう一方、NPO法人グリーンバードでも理事を務める。2017年には歌舞伎町初の書店「歌舞伎町ブックセンター」をオープンし、話題に。2018年12月には接客業で培った”おもてなし”精神を軸に介護事業もスタート。著書に、『裏・読書』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『ホスト万葉集』(短歌研究社/講談社)、『新宿・歌舞伎町 人はなぜ<夜の街>を求めるのか』(幻冬舎)がある。
深町健二郎
福岡市出身。福岡を拠点にサンセットライブなど音楽フェスのプロデュースをはじめ、福岡で開催される5つのフェスが連携する福岡ミュージックマンスの総合プロデューサー。その他、福岡音楽都市協議会(Music City Council Of Fukuoka)理事、財団法人福岡市文化芸術振興財団理事も兼任し、長きに渡り福岡の文化振興に務める。またテレビやラジオの出演多数。日本経済大学経営学部芸能ビジネスコース教授など。
橋本裕介
元ロームシアター京都/NPO法人舞台芸術制作者オープンネットワーク 理事。
2010年、KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭を設立、19年までプログラムディレクターを務める。13年から19年まで舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事長。14年1月よりロームシアター京都開設準備に携わり、16年1月の開館後はプログラムディレクターとして勤務。21年3月末から1年間、文化庁新進芸術家海外研修制度でニューヨークに滞在、非営利舞台芸術のファンドレイズについてリサーチ。22年8月にベルリンに移住、9月よりBerliner Festspieleにて勤務予定。伏谷博之
ORIGINAL Inc. 代表取締役。タイムアウト東京 代表。/一般社団法人 日本地域国際化推進機構代表理事。島根県生まれ。関西外国語大学卒。大学在学中にタワーレコード株式会社に入社。2005年 代表取締役社長に就任。 同年ナップスタージャパン株式会社を設立し、代表取締役を兼務。タワーレコード最高顧問を経て、2007年 ORIGINAL Inc.を設立。代表取締役に就任。2009年にタイムアウト東京を開設。2020年 一般社団法人 メタ観光推進機構理事に就任。2021年 一般社団法人 日本地域国際化推進機構を設立し代表理事に就任。観光庁アドバイザリーボード委員(2019-2020)の他、農水省、東京都などの専門委員を務める。
文化庁 令和3年 「文化資源の高付加価値化促進事業」の事例集および調査レポートが完成。文化庁ウエブサイトにて公表。
文化庁 令和3年 「 ウィズコロナに対応した文化資源の高付加価値化促進事業」および「上質な観光サービスを求める旅行者の訪日等の促進に向けた文化資源の高付加価値化促進事業」では全56件の文化資源活用事業が推進されました。この事業を通じて発見された課題と解決に向けた施策の事例集が完成し公表されました。
また、文化庁では本事業に関する実証事業の一環として、これからの文化観光にとって重要な「高付加価値化」のあり方をテーマにリサーチしレポートとして取りまとめ、公表しました。
2022-04-20観光庁 令和3年度「アドベンチャーツーリズム等の新たなインバウンド層の誘致のための地域の魅力再発見事業」事例集公表
観光庁 令和3年度「アドベンチャーツーリズム等の新たなインバウンド層の誘致のための地域の魅力再発見事業」に基づく「新しい観光のあり方を探る、アドベンチャーツーリズム 本質的課題解決への事例集」が完成し、2月28日の成果報告会に合わせて公表されました。
2022-03-01調査レポート「Global Nighttime Recovery Plan」の第3章・第4章の日本語翻訳版を公開しました
JNEAは、調査レポート「Global Nighttime Recovery Plan」の第3章「24時間都市へのイノベーション」・第4章「夜間統治能力の構築」の日本語翻訳版を公開しました。
第1章、第2章は、こちらからご覧いただけます。
日本語版 Global Nighttime Recovery Plan -chapter3 (ファイルDL)
日本語版 Global Nighttime Recovery Plan -chapter4 (ファイルDL)
英語版はこちら
2021-07-08観光庁「令和2年度 夜間・早朝の活用による新たな時間市場の創出事業」の一環としてとりまとめた「Re:TOURISM , RESEARCH & REPORT 2020」を公表
「ナイトタイムエコノミー推進協議会(JNEA)は、「Re:TOURISM , RESEARCH & REPORT 2020」(観光庁「令和2年度 夜間・早朝の活用による新たな時間市場の創出事業」)を公表しました。
本レポートは、日本の各地域に根差す文化の「Locality(地域性)」と「Authenticity(本物さ)」の価値に光を当て、これらを支え、発展させていくための観光、文化、まちづくりの関係性を多角的に検討するとともに、アフターコロナにおける新しい観光のあり方について問題提起を行うものです。本レポートが幅広い関係者による前向きな議論、そしてアクションのきっかけになれば幸いです。」
2021-04-26観光庁「令和2年度 夜間・早朝の活用による新たな時間市場の創出事業」ナレッジ集完成
「令和2年度 夜間・早朝の活用による新たな時間市場の創出事業」の実例に基づきナレッジをまとめた「アフターコロナにおける観光マーケットの傾向と本質的課題解決への事例集」が完成し、3月4日の報告会に併せて公表されました。同事業のコーチングを指揮したJNEA理事永谷亜矢子がナレッジ集の制作にも携わり、今回の事業を通じて得られた貴重な知見を幅広い方々に活用いただけるよう、わかりやすく編集いたしました。下記からダウンロードいただけますので、ぜひご一読ください。
観光庁関連ウエブサイトはこちら
2021-03-09観光庁「令和2年度 夜間・早朝の活用による新たな時間市場の創出事業」報告会開催
3月4日(木)、観光庁の主催により、今年度事業「令和2年度 夜間・早朝の活用による新たな時間市場の創出事業」の報告会をウエブセミナー形式で開催いたしました。
観光庁では「夜間・早朝の活用による新たな時間市場の創出事業」として31事業・事業者様を採択し、今年度の事業展開を行ってまいりました。JNEAは、31の採択事業者へのコーチング事業、レポート制作等へ参加いたしました。
今年度の事業は、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、各創出事業者と外部有識者である担当コーチとが一体となり、日本の各地域に根付く文化や自然が持つポテンシャルを最大限にすべく、感染拡大防止策を徹底した上で、様々な解決手法を実践してきました。
この過程で得られた実践的知見は、「夜間・早朝の活用による新たな時間市場の創出事業」の枠組みを超え、将来の反転攻勢にむけての基盤構築、アフターコロナにおける新しい観光施策にとって極めて意味あるものであると考え、オンラインにて成果報告会を開催いたしました。
報告会の様子は、下記U R Lからアーカイブで全編ご覧いただけますので、ぜひ多くの皆様にご覧いただけますと幸いです。
視聴URL
https://www.sendenkaigi.com/event/kankocho/
主なプログラム:【全編3’22’’24】
- 00’02”11
- 開会挨拶 (観光庁 観光地域振興部長 村田 茂樹)
- 00’07”00
- 創出事業者と外部有識者の担当コーチによるパネルディスカッション
<オープニング>「令和2年度事業について/コーチングについて」
(JNEA) 理事 永谷 亜矢子
- 00’24”00
- パネルディスカッション
●日本農業遺産山古志の棚田・棚池ライトアップと山花火〜山古志のおもてなし
(新潟県長岡市)/●修験道を主にした洞川温泉街の早朝時間活用事業(奈良県吉野郡天川村)/●野沢温泉富裕層向け農LIFE&CAMPアグリツーリズム事業(長野県野沢温泉村)/●日本妖怪博物館ナイトミュージアムと「もののけハロウィンin三次」(広島県三次市)/●「重要文化財・温泉地x地域の食体験」におけるナイトタイムエコノミー創出事業(熊本県山鹿市)/●鹿児島の特性を活かした本格焼酎イベント・コンテンツ創出事業(鹿児島県鹿児島市)/●ヌーヴォー・シルク・ジャパンinお庭の国宝栗林公園(香川県高松市)
- 01’56”10
- 本事業を通した報告(Re:Tourism Report) (JNEA 代表理事 齋藤 貴弘)
- 02’20”00
- 振り返り、一般視聴者からの質疑応答
(JNEA 代表理事 齋藤 貴弘、理事 梅澤 高明、 理事 永谷 亜矢子)
- 03’03”25
- 来年度事業説明
(観光庁 観光地域振興部観光資源課新コンテンツ開発推進室長 中谷 純之氏、
新コンテンツ開発推進室 加藤 慎太郎氏)
- 03’17”30
- 閉会挨拶(観光庁 観光地域振興部観光資源課新コンテンツ開発推進室長 中谷 純之 氏)
JNEAは、ナイトタイムエコノミーの復興に向けた調査レポート「Global Nighttime Recovery Plan」の日本語翻訳版を公開しました
一般社団法人ナイトタイムエコノミー推進協議会(JNEA)は、コロナ禍における、世界のナイトエコノミーの復興に向けた戦略と事例を集めたレポート「Global Nighttime Recovery Plan」の日本語翻訳版を公式ウエブサイト(j-nea.org)に公開しました。
「Global Nighttime Recovery Plan」(GNRP)は、文化・クリエイティブ関連のグローバル・コンサルタントであるVibeLabが主催となり、世界のナイトタイムエコノミーに携わる70以上の都市から130人に及ぶ関連事業者、教育関係者、医療従事者、業界リーダー等が参加し、取りまとめている調査・提言集です。新型コロナウィルスによる世界の主要都市おけるロックダウンや自粛要請による、クラブ、ライブハウス、イベントといったナイトタイム産業の現状を報告するとともに、各国における新たな挑戦の事例の紹介など、コロナ禍およびポストコロナを視野に入れた提言をしています。JNEAでは、同レポートの一部執筆を担当するとともに、日本語翻訳版の作成を主導しました。
同資料は全7章の構成となっており、このたび、第1、2章日本語版を公表いたしました。なお、英語版は、第3章まで公開が完了しており、2021年3月に向けて全章を公開する予定です。(日本語版は4月頃を予定)
第1章 屋外空間のナイトライフとCOVID-19
第2章 ダンスフロアの未来
第3章 24時間都市へのイノベーション
第4章 夜間統治能力の構築
第5章 持続可能なナイトライフシーン
第6章 持続可能なナイトライフシーン2
第7章 実践しながら学ぶ
日本語版 Global Nighttime Recovery Plan -chapter1
日本語版 Global Nighttime Recovery Plan -chapter2
英語版はこちら
2020-12-299月28日、JNEA主催 ウエブセミナー「With/After CORONA 新しいスポーツビジネスのありかた」開催決定
JNEAは、「With/After CORONA新しいスポーツビジネスのありかた」と題し、9月28日(月)18:00よりウエブセミナーを開催します。
配信プラットフォーム:グロービス知見録 YouTubeチャンネル
本セミナーの狙いは、withコロナでのスポーツ界の課題と今後のスポーツイベントのあり方を議論し、業界としての取組み姿勢や問題意識を社会に広めることにあります。7月に実施した音楽ライブエンタメをテーマとしたウエブセミナー「Talking About With/After CORONA -ライブハウスエンタテインメントの行方」においては、営業自粛規制解除後にライブハウス運営が再開するなか、政府が公表する感染対策に関するガイドラインの合理性について踏み込んだ議論などが展開され、大きな反響を呼びました。スポーツも音楽も同様の状況に直面しており、社会や行政への啓蒙という意味で協力して発信することが重要と考え、スポーツをテーマとする第二回を開催することとなりました。
JNEAでは今後も定期的に、ウエブセミナーを開催してまいります。
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タイトル
- 「With/After CORONA 新しいスポーツビジネスのありかた」
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日時
- 9月28日(月)18:00〜
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配信
- グロービス知見録 YouTubeチャンネル
https://youtu.be/Cc7cc6b_CtA
(無料)
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主催
- 一般社団法人ナイトタイムエコノミー推進協議会
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内容
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第一部:コロナ禍におけるスポーツが直面する課題と再開への道筋(18:00~19:00)
第二部:With/Afterコロナ時代の新たなスポーツ観戦とスポーツと社会の繋がり(19:10~20:10)
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登壇者
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モデレーター: 梅澤高明(A.T.カーニー日本法人会長|CIC JAPAN会長|JNEA理事)
第一部
村井満氏 公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)チェアマン
斉藤惇氏 日本野球機構コミッショナー
島田慎二氏 公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ B-Leagueチェアマン|代表理事CEO
宮沢孝幸准教授 京都大学ウイルス・再生医科学研究所第二部:
木村洋太氏 株式会社横浜DeNAベイスターズ 取締役副社長
中西健夫氏 一般社団法人コンサートプロモーターズ協会会長|株式会社ディスクガレージホールディングス グループ代表
齋藤精一氏 ライゾマティクス・アーキテクチャー主宰
日置貴之氏 スポーツブランディングジャパン株式会社代表取締役|H.C.栃木日光アイスバックス取締役COO
<参考>
第1回:ウエブセミナー「Talking About With/After CORONA -ライブハウスエンタテインメントの行方」
https://www.youtube.com/watch?v=y2Zwyeo2nRs&feature=youtu.be&t=8403&fbclid=IwAR1tROOOqJjN6mNkrKIV0ujuF6BVfpjxvV1p_-xrj6ZPMmVLYqjIBJvGMH8
ライブベニューに対する新型コロナ関係支援策活用に関する相談窓口設置のご案内
ナイトタイムエコノミー推進協議会(JNEA)は、ライブベニュー緊急支援プロジェクトとして、政府などの各種支援策活用に関する相談窓口を設置いたします。
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対象
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音楽等のライブベニュー
※対象施設や地域に関して特に限定はありませんが、相談量によってはタイムリーにご要望にお応えできない場合もあります。ご了承ください。
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相談内容
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各種支援策に関する情報提供・初期的相談
士業等による申請手続き支援・代行
(相談例)- 事業内容に沿った各種給付金や融資制度として、どのようなものがあるか?
- 給付金や融資の申請手続きはどのようなものか?
- 給付金や融資の申請にあたって協力を得るべき専門家はいるか?
- 給付金や融資の申請が通らなかったが、再申請は可能か?
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相談方法
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ナイトタイムエコノミー推進協議会の代表メールアドレス【info@j-nea.org】宛に
以下事項を記載の上ご連絡ください。
※お送りいただいた個人情報ないし相談内容につきましては、厳重に管理し、第三者に開示しないとともに、ご相談対応以外に使用することはございません。- 御社名
- 店舗名
- ご担当者名
- ご連絡先
- ご相談内容
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窓口担当
- 齋藤貴弘(弁護士)、梅澤高明(経営コンサルタント)、武田信幸(行政書士)
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相談費用
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① 情報提供・初期的相談に関しては無償
② 士業等による申請手続き支援・代行に関しては士業と要協議
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設立趣旨
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コロナ禍の中で、感染拡大防止のために早期に営業自粛を行ったライブベニューは甚大な経済的被害を受け、アーティストや技術者、各種スタッフは活動の場と収入の途を失いました。当協会でも、各分野の専門家と協力して被害状況の把握、業界団体の支援、国・東京都に対する支援策の提言を行なってきました。3月以降、国と各都道府県も様々な支援策を打ち出しています。雇用調整助成金の拡充に加えて、政府系金融機関による無利子無担保融資、感染拡大防止協力金(東京都)などが導入され、令和2年度補正予算により持続化給付金を始めとする追加施策も始まります。
一方で、文化芸術産業の担い手は中小規模の事業者が多くを占め、日々拡充される支援策の周知が十分行き届かず、また種々の給付申請手続きまで手が回りにくい現状があります。当協会では、各種士業との協力体制を構築し、各種支援策に関する情報提供や申請手続きに関するサポート窓口を設けることにしました。ご活用ください。
夜間文化価値調査「Creative Footprint TOKYO」を公表
ナイトタイムエコノミー推進協議会(JNEA)は、夜間文化価値調査「Creative Footprint TOKYO」を公表しました。本調査は、東京の現状と課題を多角的な視点で分析し、ナイトタイムエコノミーを含む観光施策を文化振興やまちづくりと有機的に連結させていくことを目的に実施しました。世界を襲うコロナ禍の中で、移動の自由や人との接触が制限される今だからこそ、文化コミュニティやナイトタイムエコノミーの価値を再確認し、アフターコロナにおける本質的な文化体験を考える上での有用な視点を提示できれば幸いです。
2020-04-22令和元年度観光庁事業のナレッジ集について
観光庁による令和元年度 「最先端 観光コンテンツ インキュベーター事業・夜間帯を活用した観光コンテンツ造成」公募案件、13の採択事業に関して、全体概要、および観光庁派遣によるコーチングにおいての知見・成果が集約されているナレッジ集です。PLAY TOKYO 協力により、採択13事業を映像化しております。こちらも合わせてご覧ください。
なお、観光庁ホームページに本事業の報告書詳細も掲載されています。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/page05_000119.html