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東京都がナイトタイム観光部会を設置。今後に向けた新施策を議論
東京都は、今後のナイトタイムエコノミーの推進に向け、「ナイトタイム観光部会」を2024年5月29日、7月23日、10月30日の3回にわたって開催。議論の取りまとめを行いました。JNAEは有識者委員として部会での議論に参加するとともに、とりまとめに協力しました。
本部会では、ナイトタイム観光が都市の魅力向上、観光客の満足度の向上、消費拡大や雇用創出、観光需要の時間的分散の促進などに寄与する点などを確認。東京都が実施してきたプロジェクションマッピングイベント「TOKYO LIGHTS」などの取り組みを振り返りつつ、 今後のナイトタイム観光の方向性について、「海外諸都市との競争の中にあって東京ならではのコンテンツをどう打ち出していくか」「民間や地域の取組をどのように活性化していくのが有効か」等の観点で踏み込んだ議論を行いました。
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/sangyo-rodo/717f9c40e8b0cb60aee37d97262fce46
JNEAは、本部会においてロンドンの「24時間都市ビジョン」や「ナイトタイム促進区(Night Time Enterprise Zones)」、シドニーの「Vivid Sydney」などの海外事例をもとに、ナイトタイムエコノミーの発展にはコンテンツやイベントの支援だけでなく、事業者や地域が抱える課題の解決を実践することが重要であると提言。そのためには、官民一体の推進体制の構築、法制度やインフラ整備、シティプロモーションの強化が必要であることを強調しました。
議論の成果として、「ナイトタイム観光の充実に向けた取組の方向性」が取りまとめられました。そこでは、「地域の特色を活かしたナイトタイム観光の振興」、「民間事業者による夜間コンテンツの促進」、「情報発信の強化」、「安全対策の充実」が示されており、東京都はこれらの方向性に沿って今後さらなるナイトタイム観光の発展を目指していく方針です。
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/sangyo-rodo/2024-11-21-221831-736
詳細なレポートや関連情報は、東京都の公式サイト(令和6年度東京の観光振興を考える有識者会議 ナイトタイム観光部会)に掲載されていますので、ご覧ください。
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/basic/tourism/kaigi
2024-10-30