JNEA | Japan Nighttime Economy Association

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「ポスト・コロナの夜と街づくり」トークイベント

概要
2020年に全世界を襲った新型コロナウイルスは、それまでのナイトタイムエコノミー活性化の動きを停止させてしまいました。しかし、交流を深める場としての夜、創造性に富む文化的表現の場としての夜、経済活動の場としての夜など、夜の価値はいまだ失われていませんし、私たちはむしろ夜がもつさまざまな価値を再認識したのではないでしょうか。ナイトタイムエコノミー推進協議会(JNEA)は今年、夜が持つ価値を取り戻し、新しい形でナイトタイムエコノミーを活性化させるべく、“Voices of the Night”と題してワークショップやトークセッション、ネットワーキングイベントなど、さまざまな場を展開しています。
今回は、『ポスト・コロナにおける夜とまちづくり』をテーマにトークセッションとともに、これからの「夜とまちづくり」を実践していく関係者のネットワーキングを行います。
内容
世界的な都市間競争下において、多様な夜の過ごし方・ライフスタイルを受け止め、都市の魅力を高めていくる“夜の場”づくりが求められています。また、これまでの日本のナイトタイムエコノミー施策は観光・インバウンドに関する議論が多くなされましたが、本来、「人間、文化を中心とした街づくり」、「住み、働き、遊ぶ人の多様で豊かな営み」があるからこそ、街は観光客にとっても魅力的な場所となっていくはずです。
このような問題意識のもと、全国エリアマネジメントシンポジウム2022において「都市にダイバーシティ&インクルージョンを〜ナイトタイムエコノミーとエリアマネジメント〜」というテーマで議論が繰り広げられましたが、今回、さらに議論を深めるべく、モデレーターに齋藤貴弘、登壇者に中島直人氏・松田東子氏・若林恵氏・水代優氏をお招きし、『ポスト・コロナにおける夜とまちづくり』をテーマにお話します。また、本テーマについて、今後、継続的な体制で研究を深めていきたく、トークセッション後には、関係者のネットワーキングの場を設け、夜とまちづくりを実践していくための関係構築を行います。
みなさまのご参加、心よりお待ちしております。
開催日時
2022年10月13日(木) 20:30~22:30
・トークセッション 20:30〜21:30
・ネットワーキング 21:30〜22:30
会場
THE CORE KITCHEN/SPACE(東京都港区新橋4丁目1−1)
トークセッション
モデレーター:齋藤貴弘(ナイトタイムエコノミー推進協議会 代表理事 / 弁護士(Field-R法律事務所))
登壇者:中島直人氏(東京大学大学院工学系研究科・准教授)、松田東子氏(株式会社スピーク/公共R不動産)、若林恵氏(黒鳥社)、水代優氏(goodmornings株式会社代表取締役)
参加費
1000円(ワンドリンク付)
申込み
https://votn-02.peatix.com 
登壇者

齋藤貴弘

弁護士として文化芸術やエンターテインメントに関する法務コンサルティングに加え、法規制対応や政策立案等のルールメイキング分野にも注力し、ナイトエンターテインメントを規制する風営法改正や、それにつづくナイトタイムエコノミー施策をリード。関連著書に「ルールメイキング:ナイトタイムエコノミーで実践した社会を変える方法論」。

中島直人

東京大学大学院工学系研究科・准教授
1976年東京都生まれ。東京大学工学部都市工学科卒、同大学院修士課程修了。博士(工学)。東京大学大学院助手・助教、イェール大学客員研究員、慶應義塾大学専任講師・准教授を経て、2015年4月より現職。専門は都市計画(都市デザイン、都市論、都市計画史)。主な著作に『都市計画の思想と場所 日本近現代都市計画史ノート』(東京大学出版会、2018年、日本都市計画学会論文賞受賞/日本建築学会著作賞受賞)、『都市美運動 シヴィックアートの都市計画史』(東京大学出版会、2009年、東京市政調査会藤田賞受賞)、『コンパクトシティのアーバニズム コンパクトなまちづくり、富山の経験』(共編著、東京大学出版会、2020年)、『アーバニスト 魅力ある都市の創生者たち』(編著、ちくま新書、2021年)、『都市計画家石川栄耀 都市探求の軌跡』(共著、鹿島出版会、2009年、日本都市計画学会石川奨励賞受賞)。

松田東子

株式会社スピーク/公共R不動産。1986年生まれ。一橋大学社会学部卒業後、大成建設にてPFI関連業務に従事。2014年より公共R不動産の立ち上げに参画。スピークでは「トライアルステイ」による移住促進プロジェクトに携わる。2017年から2020年までナイトタイムエコノミーに注力するロンドン在住。イーストロンドンのローカルコミュニティにどっぷりとつかり、生活者としての視点を活かしたコラムを執筆、ロンドン市のNight Czarへの取材経験も有する。2021年University College London MSc Urban Studies修了。

若林恵

平凡社『月刊太陽』編集部を経て 2000 年にフリー編集者として独立。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社設立。
著書・編集担当に『ファンダムエコノミー入門 BTSから、クリエイターエコノミー、メタバースまで』(プレジデント社・2022年6月刊行)、『働くことの人類学【活字版】仕事と自由をめぐる8つの対話』(黒鳥社・2021年6月刊行)、、『次世代ガバメント 小さくて大きい政府のつくり方〈特装版〉』(黒鳥社・2021年5月刊行)『週刊だえん問答 コロナの迷宮』(黒鳥社・2020年12月刊行)、『さよなら未来』(岩波書店・2018年4月刊行) など。「こんにちは未来」「〈働くこと〉の人類学」などのポッドキャストの企画制作でも知られる。https://blkswn.tokyo 

水代優

2002年より株式会社 IDEE にてカフェやカルチャー、ライフスタイル系コンテンツを盛込むコミュニティプレイス等の新規出店を数多く手掛ける。 2012 年にgood mornings 株式会社を設立。東京・丸の内や日本橋浜町を始め、全国各地で「場づくり」を行い、地域の課題解決や付加価値を高めるプロジェクトを数多く手掛ける。「食」や「カルチャー」を軸にしたクリエイティブな空間の企画運営やメディア制作を得意とし、様々なコンテンツを織り交ぜ街に賑わいを作り、地域コミュニティの拠点を創出している。
現在は都内に各々のコンセプトを有する3拠点を企画運営、その他企業や行政と共にエリアプロデュースを手掛ける。
日本橋浜町では、自身がブックディレクションを手がける「Hama House」を出店。同施設ではエリアマネジメント事務局も担い、理事、事務局長に就任し、まちづくりを実践している。

2022-10-05
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